令和6年度、秋田県PTA連合会会長に就任しました清水隆成です。昨年度に引き続きよろしくお願いいたします。我が子は二人とも中学生になり、今まで小学校と中学校に分散していた意識を、今年度限りではありますが、中学校に集中できるようになりました。

 コロナ禍の自粛生活も終わり、明るい一年を期待した令和6年ですが、元旦から能登半島沖地震が発生してしまいました。東日本大震災以来の大規模災害で、被災地の皆様、とりわけ子ども達が今も困難な状況に置かれていることに心が痛みます。秋田県PTA連合会として、被災地の子ども達の教育環境支援金を募ったところ全国最多の600万円を超える募金が集まり、日本PTA全国協議会を通じ各PTA協議会へお届けすることができました。ご協力ありがとうございました。被災県の会長がお礼のあいさつで、非常事態において組織があることのありがたさを感じたとお話されていたことが印象的でした。仲間と一緒に組織を維持していく意義を再確認できました。

 さて、3年以上にわたるコロナ禍の自粛期間を経て、社会が再スタートした昨年度は、新時代の幕開けの年となりました。3年間ものブランクは継続性を失わせ、以前やっていたことではありますが、担当者は経験したことがなく初めてやるという場面が多かったように思われます。そんな状況下で、それぞれの行事の担当者は、かつて行われていた行事をそのまま復活させるのではなく、合理化したりデジタル化したりと大幅にアップデートさせることに成功しました。今年度はそれを加速させ、「かつてやっていたから」ではなく、今、必要とされていることを、今のやり方でやるPTAに再構築する一年となることでしょう。

 PTAは我々保護者が唯一、学校や行政、文部科学省と対等に意見交換ができる団体であり、全国の同じ問題や悩みを抱える仲間で作られている組織です。平時は身近な「愛してやまない子どもたちのため」に活動しつつ、いざというときは全国の仲間と共に助け合える素敵な団体PTAを今年度もよろしくお願いします。

秋田県PTA連合会
会長 清水 隆成