
令和7年度、秋田県PTA連合会会長に就任しました清水隆成です。二人の子どものうち、一人は高校へ進学し、もう一人は中学2年生になりました。PTA活動に関わる期間も残りわずかとなってまいりましたが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
さて、この4月に行われた選挙により、本県において16年ぶりに知事が交代いたしました。新知事は、地元小学校のPTA会長を務めた経験を持つ現役のPTA会員です。加えて、秋田市では、現役のPTA会長として選挙に立候補された方が、新市長に就任されました(※令和7年6月時点では会員として活動中)。県内各地でも、私たちと同世代、あるいはさらに若い世代の首長が次々と誕生しています。PTAとは「Parent(保護者)」と「Teacher(先生)」の「Association(組織)」のことなのですが、そこに自治体のトップが会員として共に在るという事実がとても心強いです。
6月5日(木)の定期総会後には、「秋田の教育の未来考察」と題し、新知事との対談を会員皆様の前で行うこともできました。選挙期間中には語られなかった、より深い課題意識や具体的なビジョンを直接うかがうことができ、大変有意義な時間となりました。その後は、この対談を肴に、コロナ禍以前と同様かそれ以上の、熱い会員間の交流ができました。
コロナ禍を経て再スタートした昨年度から、各地の単位PTAでは、それぞれが工夫を凝らし、新しい時代に即した取り組みが次々と始まっています。少子化や家庭環境の多様化、教職員の働き方改革など、私たちが未経験の環境下でPTAは進化を続けています。これからも、PTAを取り巻く状況や求められる役割は変化していくことでしょう。しかしながら、PTAは私たち保護者が唯一、学校や行政、文部科学省と対等に意見を交わせる組織であり、全国の同じ問題や悩みを抱える仲間で作られている組織です。平時は身近な「愛してやまない子どもたちのため」に活動しつつ、いざというときは全国の仲間と共に助け合える素敵な団体PTAを今年度もよろしくお願いします。
秋田県PTA連合会
会長 清水 隆成